読谷村都屋漁港の大型定置網漁体験であなたも海人になろう!
|朝6時半の読谷村都屋漁港。もうすぐここから海人たちが海に出かけていきます。
今日はこの都屋漁港で行われている定置網漁の体験に参加してきました!
読谷の定置網は、Googleマップにも鮮明に映るほどの巨大さ。
右上から入ってきた魚が泳ぎながら左端の部屋に集まっていく仕組みです。
都屋漁港には朝6時半に集合します。体験参加者はそこで乗船名簿に記入したり、ライフジャケットを着用して準備しましょうね。
フォークリフトに載せられた青い巨大な箱は・・・
そう、氷です!獲った魚の鮮度をキープするためにこれは欠かせませんね。
出港は午前7時。第八よみたん丸は2013年4月に新造された大型の定置網船で、通常操業の他にも観光としても活用できるように大型のテレビモニターやトイレなども設置された船です。
船の前方には大きなクレーンが!2階の操舵室の前が客席。眺めは抜群です。
定置網へはこの大型船と一緒にこの小さなボートとの2隻で向かいます。
さぁ、いざ出発!
今日はベタ凪。船酔いの心配は全く不要な好条件の出港です。風の有る日は酔い止めをお忘れなく。
出発してしばらくすると、テレビモニターから定置網漁の紹介VTRが流されます。
長さ360m、幅60m、水深40mと本当に大きな網が設置されているんですね。
15分ほどすると、いよいよ定置網のブイが見えてきました。
大型船に引っ張られていた小型ボートがダッシュ!
向こう側に見えるのは読谷村と東の空に日の出。
現場に到着した漁船がゆっくりと定置網の中に進入していきます。
先行していたボートと共に、網を少しずつ絞っていく作業に入ります。
海人達がロープリールを絶妙に調整しながら、網がじわじわと絞られていきます。
あんなに広かった水面がここまできました。どんな魚が入ってるんでしょうか、ドキドキです。
そろそろ何かが見え始めるかなと、水中を覗いてみると!
いろんな形の魚が見えてきました!長いのやら丸いのやら・・・
最後は一気に網を引き上げます!定置網体験のクライマックスはここ!!参加者も一緒に力いっぱい引き上げます。
ビチビチビチビチ!!!!ビチビチ!!ビチビチ!!!!
まさにこれが漁!ザ・漁です!
とにかく色んな魚がぎっしりと網の中に!
引き上げられた魚たち。よくみてみると、魚の顔に諦めの表情が見えますね。
ほとんどの魚は鮮度を保つために船上でシメて帰ります。
むちゃくちゃ手際よく、一撃で魚の頭にフックを打ち込んでいきます。
魚をシメるのに使われているのがこの手鉤(てかぎ)、そして流れる鮮血・・・
頭上を見上げると・・・や、やはりこの船は!
こちらが活きたままつれて帰られるラッキーな魚用のいけすだそうです。
シメられた魚との扱いの差は歴然・・・
獲れたての魚を船上で鮮魚が刺し身に変身!あぁご飯がほしい…(笑
約2時間の漁が終わって漁港に戻ると、すぐに魚たちが陸揚げされます。
そして、定置網漁体験のお楽しみはまだまだ続きます。
そう、セリです!早く帰港したからって、すぐに解散しちゃダメ!
定置網漁で獲った魚以外にも、地元の漁師さんたちが釣ったり捕まえたりした海の幸が一同に介します。カツオ、ガーラ、サワラ、スマガツオ、タマン、グルクン、ヒメジ、ミーバイ、アオブダイ、レンコ、イカ、タコ、エビ、アバサー、テラジャー・・・
そして、10時!セリがはじまります。
魚屋さんや飲食店さんなどがお魚を求めて真剣に入札応札。どんどん値札が貼られていきます。
こちらのアカジンミーバイ(2.2Kg)には、なんとキロ3,000円の値がついてましたよ!
夢中になっているうちに、あっという間にセリは終了。白熱した20分間でした。
そしてお楽しみはクライマックスへ・・・
となりの漁港食堂「いゆの店」の営業時間は10時から。
たっぷりの海の幸がのった丼を心ゆくまで堪能してください。
これであなたも読谷村の漁港の大ファンになることまちがいなし!
沖縄の魅力はビーチだけじゃないんですね。
電話番号:098-956-1640
受付時間:月-金曜日 AM9:00-PM5:00(土、日曜、祝祭日は除く)
定置網漁業体験基本料金(1人当たり)
- 小人(4才~中学生)1,000円(税込)
- 中人(高校生)1,500円(税込)
- 大人(一般)2,000円(税込)
出港時間:AM7:00
所要時間:約2〜2時間30分
帰港時間:AM9:30 ※日曜、祝祭日は休業。